6月のふるさとの味：たくあんのいりこ煮：ツバメガスフロンティア料理レシピ集

中村学園大学・短期大学部　教授
管理栄養士、調理師
著書：基礎と応用の調理学実習
料理雑誌、テレビ出演多数

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毎月その季節の旬な食材を使って、美味しく健康を育むレシピをコンセプトに考案しています。今月はこのようなレシピをとりそろえてみました。みなさん、どうぞ今回のレシピを参考に腕を振るってみて下さい。
6月のふるさとの味	逆流性食道炎にならないために	貧血を予防する	C型慢性肝炎を予防する

たくあんのいりこ煮	やわらかニョッキ	アサリのクリーム煮チーズ焼き	インドネシア風サラダ

たくあんのいりこ煮

エネルギー
87kcal

塩分
1.2g

食物繊維
0.2g

昭和の初め位までは、各家で“たくあん”や“白菜”“高菜”などの漬け物を一年分漬けていた。底の方になるとカビがはえたり、酢っぱくなって味が悪くなる。これを捨てずに薄切りして塩出しし、油炒めする。いりこ煮は、塩出ししたたくあんに、頭と腹わたを取ったイリコを入れて醤油味で煮たものである。高菜の漬け物もゴマ油で炒めたりして、おいしく食べる工夫をしていた。

料理アドバイス

たくあんの塩出しを充分にすること。イリコから味が出ておいしく仕上がる。保存食としても使えます。

＜たくあんのいりこ煮＞（5人分）
たくあん（古漬け）	200g
サラダ油	15cc
いりこ	30g
水	200cc
砂糖	30g
醤油	30cc
一味唐辛子	少々

＜作り方＞

たくあんは薄切りして水につけ、塩出しをする（2回位水をかえ、1時間位つけておく）。
いりこは、頭と腹わたの黒い部分を取っておく。
鍋にサラダ油を入れ、水気をきった(1)を加え軽く炒める。次にいりこ、水、砂糖、醤油を加えて煮汁がなくなるまで煮る。最後に一味唐辛子を入れる。