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中村学園大学・短期大学部 教授
管理栄養士、調理師
著書:基礎と応用の調理学実習
料理雑誌、テレビ出演多数
お薦めメニューへもどる
毎月その季節の旬な食材を使って、美味しく健康を育むレシピをコンセプトに考案しています。
今月はこのようなレシピをとりそろえてみました。
みなさん、どうぞ今回のレシピを参考に腕を振るってみて下さい。
12月のふるさとの味
ガンにならないために
肝臓を健康にするには
生活習慣病を予防する
すき焼き風ホルモン鍋
冬至ぜんざい
さつま芋とリンゴの重ね煮
タイのフワフワ衣揚げ
すき焼き風ホルモン鍋
エネルギー
378kcal
塩分
1.7g
食物繊維
1.1g
筑豊名物で、炭鉱の食文化の代表としてホルモン料理(トンちゃんと呼ぶ所もある)がある。ホルモンは『放る(すてる)もん』や生理活性物質『ホルモン』を語源とする説がある。今では牛、豚の内臓の呼び名となっているが、江戸期まで4つ足の動物を食べることを禁止されていた日本では、明治、大正、昭和の初めまで内臓肉はすてられていた。筑豊ではホルモン肉を専門にあつかう店もあり、家庭でよく食べられている。現在は鉄板焼きやタレに漬け込んでジンギスカンみたいに焼いたり、鍋ですき焼き風に味つけをしたものやみそ味、しょう油味などのスープで煮込んだものもある。
料理アドバイス
ホルモンを軟らかく食べたい人は、一度ホルモンに少量の酒と水を加え圧力鍋で炊いて鍋にするとよい。
<すき焼き風ホルモン鍋>
(5人前)
牛のホルモンミックス
500g
玉葱
200g
もやし
200g
セリ(又は春菊)
200g
ニラ
200g
豆腐(ソフト)
1丁
ゆでうどん玉(細め)
4玉
卵
5ヶ
【割り下】
濃口醤油
100cc
砂糖
100cc
みりん
100cc
<作り方>
ホルモンは1口大に切り、水洗いして水気をきる。
玉葱は1cm幅に切り、セリ、ニラは5cm長さに切る。豆腐は12等分に切る。 割り下は合わせておく。
鍋にホルモンを入れて炒め、割り下を加え、野菜と豆腐を入れて煮ていく。溶き卵をつけて食べ、鍋あとにうどんを加えて食べる。
*割り下にみそを少し加えてもよい。